こんにちはっ
アメリカ駐在帯同中のからしです。
日本で1度の妊娠出産、アメリカでは2度の妊娠・出産経験のあるわたくし。
今回は、アメリカで妊婦生活を送る上で、「これは日本から持ってきてよかった!」と思えるグッズを紹介します!
妊娠中あってよかった日本の妊婦グッズ
「これはあってよかった!」と思った日本の妊娠関連グッズを紹介します!
エンジェルサウンズ(胎児超音波心音計)
- オススメ理由:アメリカでの少ない&ドライな妊婦検診の不安解消に役立ったから
- オススメ度:★★★★★
アメリカの妊婦検診、日本と比べるとかなりさっぱりしています。
特にエコー検診(ドラマとかでよく見る、お腹に器具あててエコーで赤ちゃんの様子がわかるアレ)は妊娠中通算4回くらいしかありません!
日本の妊婦検診ではほぼ毎回やってくれるんですけどね…
というわけで、アメリカで妊婦やってると、「あれ、赤ちゃん元気にしてるんかいな」と不安になる場面も何度かありまして。
そんなとき、日本ほど気軽に病院にもかかれないので(医療費やら、文化の違いやら、言語の壁やらもろもろで)、この心音計が大活躍しました。
妊娠週数にもよりますが、自宅で赤ちゃんの心拍の音を確認できます。
(妊娠12週から使えるとのことですが、妊娠5、6か月くらいまではちょっとコツがいるかも…かなり下の方(骨盤あたり)に赤ちゃんがいることが多かったです)
上にお子さんがいらっしゃる方は、子どもと使って「うふふ赤ちゃん楽しみだねー」とかホームドラマよろしく家族間交流に利用するのもアリ。
当たり前ですが、胎動が極端に減ってるとか、何か強い不安材料があるのであればすぐに病院に連絡した方が良いですよ。
トコちゃんベルト
- オススメ理由:アメリカでは売っていないから。必要性は人それぞれ。
- オススメ度:★★★☆☆
日本で有名なトコちゃんベルト。
(妊婦さんはトコちゃんベルト2です。ややこしいことに何種類かあるの)
残念ながら全く同じものはアメリカでは手に入りません。
ので、もし気になるなら、日本でゲットしておく方が無難かも。
ただ、必要性は本当人それぞれで。
「これがあったおかげで妊娠後期は歩けた!なかったら人生詰んでた!」っていう人から「家に転がったけど2,3回使っただけでイマイチ良さが分かんなかったなあ、着けてると苦しいし」という人もいる。ちなみに私は後者。
ただ、そんな私でも妊娠後期は恥骨通や股関節が抜けるような痛みに悩まされることが多かったけれど、それでも歩かないといけないとき、トコちゃんベルトをしてるとしゃきっと歩けたので、やっぱりあって良かったです!
ちなみにアメリカでマタニティ・ベルトといえばこんな感じ。
骨盤サポートというよりどちらかというと腹帯?これはこれで使い勝手良さそう。
マタニティレギンス・デニム
- オススメ理由:アメリカでは売っていないから。
- オススメ度:★★★☆☆ (好みによる)
普段のファッションスタイルや妊娠後期が夏か冬かにもよりますが、お腹が大きくなってきた際のパンツ(レギンス)スタイルで、マタニティレギンスやデニムはマストです。
特にデニムはアメリカではあまりおしゃれなものは見つけられず。。
レギンスはAmazon.comで売っているのがけっこう良かったです。
サイズの見極めが難しいですが、アメリカのAmazonは返品がめちゃ簡単なのであえてAmazonで買うのアリかも。
妊婦用パンツ
- オススメ理由:日本人サイズの高品質なパンツが見つかりづらいから
- オススメ度:★★★☆☆
これは声を大にして言いたい。妊婦よ、ユニクロでパンツ買え。
正直妊娠発覚時、マタニティパンツがこんなに必要になるとは思っていませんでした。
でも不思議なもので、しばらくするともう普通のパンツが履けない。
いや、お腹周りがキツイわけではないんです。でもなんか気持ち悪い。レースとか論外。
ザ・マタニティ☆な綿のどでかパンツを履いたらこの快適さ、もう戻れないです。
いろいろ履きましたが、オススメはユニクロのマタニティパンツ。
コスパが良いのと、綿の蒸れない感じ、締め付けないゴムの具合、内側のお股の部分が白色で出血など見逃さない工夫、全てがグーです。
サイズが2展開ありますが、どこまでお腹が大きくなるのか分からなかったので、私はどちらも5枚ずつ買いました。そしてしっかりどちらも使い倒しました。
そして2人目のときさらに5枚ずつ買い足しました笑。
貼るカイロ(腰痛改善)
- オススメ理由:高品質な「貼る」タイプのカイロはあまりないから
- オススメ度:★★★★☆
これは妊婦さんによりけりだと思うのですが、私は妊娠時体調が悪くなると腰が痛くなってました…
普段から生理痛が腰にくるタイプだからかも。
そんなとき、腰をあっためると具合が良くなったので、貼るタイプのホッカイロはマストアイテムでした。
冷えは大敵ですし、貼るホッカイロはアメリカでは手に入りにくいのでいくつか日本で買っておく(送ってもらう)と良いと思います。
オススメは腰痛改善。かなり良し。
5本指ソックス
- オススメ理由:「5本指」ソックスという概念がアメリカにはない
- オススメ度:★★★★☆
妊娠中冬を過ごされる方には特にオススメ。
靴下はアメリカでも売っていますが(当たり前)、5本指はないんですよね。
見た目がアレなので嫌煙してましたが、履いてみると楽ちんで楽ちんで…
全ての指がしっかり包まれているので、末端までしっかりあったまってる感あっていいです。
意外と冷房がキツイ夏でも重宝します。
出産後あってよかった日本の出産関連グッズ
産後これ日本から取り寄せといてよかった!と思うグッズを紹介します。
ポイントはただ一つ!アメリカじゃ同程度のクオリティのものが手に入らないから!!
授乳ブラ
- オススメ理由:普通のブラは産後のパイがストライキ起こすので
- オススメ度:★★★★★(ないと生きていけないレベル)
これはもうね、マストアイテムです。
授乳ブラの必要性なんて、1人目を産むまで全く感じていなかったのですが
(妊娠中は伸びきったユニクロのノンワイヤーを愛用)
産むと身体が激変。
胸がかっちかちになって、普通のブラジャーだと擦れて痛いし、頻繁に乳首を出すので(1日に10回以上)、通常のブラじゃあ不便だし、締め付けがなんかイヤ。
特に初期の頃なんか、需要と供給のバランスが取れず、寝ている間に過剰生産された母乳が勝手に出たりなんかして、起きたら胸のあたりが大洪水ということもしばしば。
ので、洗いやすく、胸へのアクセスがよく、締め付けのないこちらのブラが至高。
私は3人ともこのブラを愛用し、追加購入しまくりトータル10枚以上買いました。
アメリカでもこちらの商品を買ってみました。ペロッと剥けるのは良かったかな。母乳生産が安定する&外出が多くなる生後3か月以降はアリかも。
授乳ができる(マタニティ)ワンピース
- オススメ理由:良いデザインがアメリカにはあまりない
- オススメ度:★★★★☆
授乳をする時期(春~秋にかかるか)やファッションスタイルにもよると思いますが、ワンピースを普段からよく着る人は検討していいかも。
というのも、授乳中って、ワンピースはめちゃハードル高いんですよね。
授乳するので服をまくらないと行けないんですが、衿元が詰まってるデザインだと、下から捲って授乳中の様子を見れるように首にかけてジャミラみたいになるし(言ってる意味伝わるかな…)パンツもなにもかも丸見えになるのでとても人前では出来ない。
上からポロっと出せるデザインは胸周りが開きすぎていて、日本人にはハードル高いこと多し。
ので、必然的に外出時には上下セパレートの服を着て授乳ケープやらでカバーしつつのスタイルになりがち。
でも産後の身体って、最低半年はお腹がまだぽっこりしているし、腹回りは隠したいのでワンピース需要は何気に高い。
デザイン性の高い授乳口つきワンピースは買っておけばきっと活躍すると思います。
\アメリカだとAmazonでサクッと購入して家で試せます/
新生児服(コンビ肌着)
- オススメ理由:アメリカは前開きタイプが少ない
- オススメ度:★★★★☆
前開きタイプの新生児服はアメリカであまりないんですよね。
アメリカでは、上からズボっと被せるロンパースタイプが主流。
生後3か月くらいまでは首が座っていなくてぐらぐらなので、ロンパースだと着せるときにハラハラするのが難点。
吐き戻しやらオムツの漏れやらで想像以上に服を着せかえる場面って出てくるので、やっぱり前開きタイプって便利です。
あと個人的には、新生児のロンパース姿はアメリカっぽくてそれはそれでかわいいんですが、前開きをやっぱり日本の赤ちゃんって感じがして好きです。
アメリカでも最近は需要が増えたのか前開きタイプの赤ちゃん服、ちょこちょこ見かけます。(kimono-styleというそう)
帝王切開ならぜひオススメしたいグッズ
帝王切開での出産であればぜひオススメしたいグッズを3つ紹介します。
ちなみに、2023年のアメリカでの出産のうち、帝王切開だったのは約32.4%だそうです。
\州・年毎の帝王切開率のデータはこちら/
アトファイン
帝王切開するとお腹を切るので術後の傷跡ケアが発生します。
アメリカで出産したときは術後すぐにサージカルテープをペタペタ貼って、それが剥がれたら(3日~1週間くらい)その後は特に何もしなくていいと言われました。
ちなみに1人目を日本で出産した際は、傷のケロイド防止のためテープなどで固定するようにと言われました。
ケロイドになりやすいかは体質によるところが大きいのでこれを貼ったら絶対大丈夫とは言えませんが、少なくとも衣服の擦れなどからは解放されるので買っておいた方が無難です。
横切開の私はLサイズのがちょうどよかったです。(ほとんどが横切開だと思います)
アメリカで2回目の帝王切開(トータル3回目)の傷跡ケアでは、アメリカのAmazonでこんなのを買って使ってみています(現在進行形)アトファインの貼りっぱなしよりひと手間かかるけどシリコンがきっといい仕事してくれるはず。
腹帯
腹帯は医学的にはマストではないようですが、うちは使いました。
というのも、2人目、3人目の際は上の子がいるので、どんなにお腹に傷があるといっても子どもがアタックしてくるんですよね…傷跡にTT
子どもの背丈って、ちょうど大人の腰前後に頭やらが来ることが多いので、「おかあさーん」と抱きついてくると傷口にダイレクトに「おうっ」となる場面がしばしば。
腹帯は気休めですが、でも傷口をカバーしとくとそんな子どもアタックへの恐怖が少し薄れるのでオススメです。
トラタニのハイウエストパンツ
帝王切開の傷跡、横切開のパターンだと、恥骨のあたりに傷跡が残る形になります。
この傷跡がちょうどパンティラインにかかるため、股の浅いタイプのパンツだとレースやらゴムがあたってなんとなく痛いんです…
ので、必然的にデビューしたのが深履きパンツ。
中でもこのタイプはしっかりホールドしてくれて、でも過剰な締め付けもなく、履き心地最高です。
ちなみに産後しばらくは産んでもお腹がひっこまないのでマタニティパンツを継続して愛用していましたよ。
アメリカでも手に入るから持ってこなくてもOKな妊娠関連グッズ
アメリカでも当たり前に人は妊娠し、出産しています。
という訳で基本的な妊婦ニーズは一緒。たいていのものはアメリカでも手に入りますよ。
妊娠1回目を日本、その後2回アメリカでの妊婦生活を経験して「なーんだ、アメリカので十分じゃん(なんならアメリカのもののがいいじゃん)」と思ったものを紹介します。
妊婦用抱きまくら
お腹が大きくなって寝るのがしんどくなるのはどの世界の人も同じ。
シムス体位で寝るのにベストな枕、たくさん売ってます。
個人的には下記みたいな、足まですっぽりのUタイプの枕がベスト。
我が家では「ポクテ」と呼ばれています(分かる人しか分からないネタ)
(葉酸)サプリ
アメリカでは日本以上に妊娠中のサプリ摂取について指導がありました。
健診の際、「サプリはちゃんと飲んでるか」と聞かれることも。
日本だと自然神話というか、なるべくナチュラルに妊娠・出産したいみたいな需要や圧を感じることも多かったですが、アメリカはさすが合理的ですね。
通常のサプリは妊婦が飲むと過剰になったりもするので必ず注意書きをチェックしましょう。
私はあまり意識高い妊婦ではなかったのですが、葉酸だけはサプリで補充しないといけないという認識はあったので、妊娠中期くらいまでは葉酸が入ったサプリを飲んでいました。
日本でもメジャーなネイチャーメイドの妊娠用サプリ(葉酸入り)を飲んでいました。
アメリカのサプリの注意点としては、錠がめちゃくちゃデカい(ことが多い)こと…
しっかり水と一緒に嚥下しないとうっかり喉に詰まりそうになるので気を付けましょう。。
ちなみに日本での妊娠中飲んでいたのはこちら。
かみ砕けるタブレットタイプなのでラムネ感覚で美味しく接種できてグーでした。
ローション
日本でもたくさん妊娠線防止のローションやボディーミルクが売られています。
日本の妊婦期は以下のものを使用していました(有名ですよね!)
アメリカではこれ一択。結論アメリカのやつがめちゃくちゃいいです!
安いのに伸びがよくて使い勝手が良い。ベストセラーなのも納得。
出産後は出来てしまった妊娠線&帝王切開の手術痕ケアでこれをぬりぬりしてました。
コスパ考えるとボディーミルク系はアメリカの商品に軍配が上がりました!
デカフェコーヒー・紅茶系
デカフェコーヒーや紅茶も妊婦の定番商品で日本でもアメリカでもたくさん売られていますが、アメリカにも大量にあるのでわざわざ日本から輸入しなくてもいいかも。
有名なアメリカの紅茶ブランドHarney and Sonsがデカフェも出してます。
\こちらのデカフェサンプルセットがおすすめ/
日本だと3,000円くらいするのにアメリカだと安い。6ドルとか。
【番外編】つわり対策
アメリカ妊婦生活で地味に辛かったのがつわり。。
おそらくつわりがヘビーな方ではなかったのですが、空腹になると気持ち悪さが増してしまうのでお腹が空かないように何か口にしないといけない。
でもつわりって不思議なもので、これしか食べたくない!っていうものが出てきてしまう。
根本が日本人なのか、和的なものを食べたいと思うことが多く、アメリカでは他に入らない食材や食べ物を食べたがってはしくしくしていました…
そんな私がつわりを乗り切った、日本から持ってきた日本の食材を紹介します。
こんにゃくゼリー
こんにゃくゼリー最高です。
腹持ちするのにカロリー低いし、お通じにも良い。
個人的にはコーヒー味がしっかり食べ応えがあり、小腹が空いたときに最適でした。
すだちポン酢
つるっとした酸っぱいものを食べたくなることが多かったつわり期。
日本の冷凍おうどんを茹で、すだちポン酢をぶっかけただけのものに何度救われたことか…
私が特にハマったポン酢はこちら。
これをひたすらうどんにじゃばじゃばかけて啜ることで生き延びてました…
(日本から買ってきといてよかった!)
普通のポン酢はWeeeでも売っているので、ポン酢とレモン汁を組み合わせて代用という手もあるかも。
お茶漬けの素
さらっと和っぽい味付けのものを食べたいときに重宝しました。
白ごはん単体だとなぜか食べる気にならないけれど、お茶漬けにすると意外といけました。
つわりは調理時間も何気にしんどかったりするので、こういった簡単に食べられるものをいくつか用意しとくと精神的にラクだと思います。
つわりは特に個人差があるので、あくまで私の体験談としての紹介です!みなさまのつわりが重くないことを願っています♪
あとがき
妊娠中は約10か月間、身体や精神状態が目まぐるしく変化します。
ましては初産婦さんでアメリカでの妊婦生活が初めての方は、ワクワクと同時に、不安も少なからず抱えているのではないでしょうか。
異国の地での妊娠・出産、怖いですよね、、分かります。私もそうでした。
ただ、日本で1回、アメリカで2回妊娠・出産を経験してみて、共通するのは「常に不安は存在すること」でした。
妊娠中の急なホルモンバランスの崩れでガルガルしたりや鬱っぽくなったり、メンタルは乱高下するので、「異国出産あるある」というより「妊婦あるある」なんだな、と全て終わった今になると思います。
とはいえ、気持ちのコントロールは難しいもの。
あまり気負わず、ホルモンの流れに身を任せて(笑)、後にあんなこともあったなくらいにありのままの妊娠生活を過ごすのがいいかと思います。
今回の記事の他にもアメリカでの妊娠・出産に関する記事を用意してますので、ぜひ読んでみてください。
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