こんにちはっアメリカ駐在帯同中のからしです!
3人目の出産後、アメリカでミレーナ(IUS)を入れたのでその体験談を綴ります。
ミレーナを検討されている方の参考になったら幸いです。
- 生理が重くて解決策を探している人
- ミレーナを実際に入れた体験談が知りたい人
- アメリカでミレーナについて検討している人
アメリカでミレーナを選択した経緯
アメリカでミレーナを装着するに至った理由は3つあります。
- 産後生理が重くなった
- ピルは面倒
- アメリカで生理用品難民がもう辛い
子どもを出産するごとに生理が重くなってきて、毎月生理が来るのが憂鬱に。
ピルも長年服用していましたが毎日決められた時間に飲むというのが煩わしく、飲み忘れもたびたび起きていていました。
また、アメリカの生理用品は日本のほど高品質でなく、自分に合った生理用品が日本のように手軽にどこでも手に入る環境ではないことが辛く感じていました。
でもミレーナを選択すれば、これらの悩みから解放される!と、3人目出産前から産後にミレーナを装着することを楽しみにしていました。

ミレーナ(IUS)って何?
ミレーナとは避妊具の一つで、子宮内にT字型の器具(IUS)を装着することで効果を発揮します。
世界130か国以上、2千万人以上の女性がミレーナを使用しています。

器具に黄体ホルモン(プロゲストロン)が含まれており、そのホルモンの効果によって、受精卵が子宮に着床するのを防ぐ(つまり妊娠に至らない)効果があります。
同時に、黄体ホルモンが子宮内膜が厚くなるのを防ぐ作用があるため、月経が軽くなる効果もあります。
ミレーナのすごいところは、一度入れたら、効果が少なくとも5年間持続するということ。
- 避妊効果…5年~8年
- 月経量軽減効果…~5年
上記のとおり、基本的には一度装着すると5年は避妊効果・生理軽減効果が持続するのがミレーナの大きなメリットです。
ミレーナには銅製のものもある?
IUS/IUDにはホルモンが含まれているもの(総称名:ミレーナ)と、ホルモンが含まれていない銅製のものがあります(銅付加型IUD)。

銅によって精子の活動が妨げられ妊娠に至らなくする作用があり、避妊の仕組みがホルモンによるもの(ミレーナ)とは違います。
また、ホルモンは使用されていないため、銅付加型IUDは生理が軽くなる作用はありません。

アメリカのドクターはIUD検討者のうち8割以上の人がミレーナを選択すると言っていました。
ミレーナと他の避妊方法との比較
ミレーナを他のメジャーな避妊方法と比較しました。
避妊率(※) | コスト | 生理の軽減 | |
ミレーナ | 99.4% | 〇 | 効果アリ |
低用量ピル | 99.7% | △ | 効果アリ |
コンドーム | 75~98% (使用環境による) | ✖ | ✖ |
ミレーナのコストはクリニックにもよりますが、日本だと自由診療で約5万円。
保険適用で約1万円です。
一度装着すると、5年ほど避妊効果が持続するので、毎月コストがかかる低用量ピル、使用毎にコストがかかるコンドームと比較するとミレーナはコスパ最強です。
また、ミレーナはピルとも月経困難症、過多月経への効果が見込まれます。
ミレーナとピル、それぞれホルモンの種類が違うので、副作用や年齢等の制限等考慮のうえ、個々に合った避妊方法を見極めることが大切です。
こちらは病院からもらったパンフレットより。

ミレーナの避妊率
ミレーナの避妊率は99.4パーセントと高いです。
ヒューマンエラーが発生しうるピルやコンドームといった選択肢に比べ、ミレーナは体内に装着しているので、「うっかり」が発生しないメリットがあります。
ミレーナ装着後妊娠したくなっても大丈夫。
ミレーナは病院で取り外してもらえます。
ミレーナ取り外し後は避妊効果がなくなるので妊娠も可能になります。
ミレーナを入れると生理は軽くなる?
ミレーナのパンフレットによると、ミレーナ装着から3か月後には月経の経血が80%減少、6か月後には90%減少したと報告があったとのこと。

10人中2人がミレーナ装着後1年で生理が止まったとの報告も。

私のケースはどうなったか、追ってレポートしますね
ミレーナってどうやって入れるの?
ミレーナ(IUS)は子宮内に装着する避妊具です。
実際の仕組みや装着時のフローはこちらの動画が参考になりました。
体内に挿入するものですが、手術ではなく、内診台で医師により装着してもらいます。
自分が施術をうけた際も、内診台に上がってから5分程度で終わるシンプルな行程でした。
ミレーナは出産経験がなくても装着可能
ミレーナは子宮内避妊具ですが、出産経験がなくても装着可能です。
経産婦だと産道が出来ているのでミレーナが装着しやすい=痛みが少ない可能性が高いようです。
私も経腟分娩の経験はなかったため、痛みが出るか不安でしたが、ズキッとするような鋭い痛みはさいわい感じませんでした(詳しくは施術当日へ)
ミレーナのデメリット・副作用は
ミレーナのデメリット・副作用は以下の通りです。
- 不正出血
- 生理痛のような痛み
- 子宮穿刺
不正出血に関しては、数週間から、人によっては数か月あることも。

実際私も装着後1週間ほどたちますがまだ少量の不正出血が続いています。
(後日談についてはこちら)
また、ミレーナに含まれているホルモンの影響で、装着後数日間は生理痛のような痛みが出ることも。

私も装着後2,3日は生理痛のような腰痛がありました。
一番怖いリスクがミレーナの子宮穿刺です。
まれにミレーナが体内でずれて子宮に刺さってしまう事例が発生します。
ミレーナが正しい位置に装着されているか、定期的にフォロー検診があります。
検診以外でも、違和感を感じたら念のため病院を受診した方がよさそうです。
私の担当医師によると、子宮穿刺になるリスクは1%以下とのことでした。
ミレーナがずれたら
ミレーナが正しい位置にない状態になくなることは滅多にないそうですが、もしミレーナ装着中にお腹の痛みや不正出血など思うところがあれば、医療機関で装置の位置をチェックしてもらった方がいいでしょう。
アメリカでは装着から1か月ほど経ったタイミングでフォローアップ検診があります。

フォローアップ検診では、経腟エコーを使用して、ミレーナが子宮内の正しい位置にあるか確認してくれます。
ミレーナをアメリカで入れた体験談
ミレーナをアメリカで装着した体験談について綴ります。
私は3人目出産後、避妊、そして年々重くなる生理の不快症状(出血過多・生理痛・PMSなど)の緩和のため、アメリカでミレーナを装着するに至りました。
3人育児中に生理の再開による煩わしさに翻弄されたくないこと、担当医師による、「産後早い段階の方がミレーナ装着が容易いのでオススメする」とのコメントにより生理再開前・産後8週間でのミレーナ装着となりました。
経腟分娩がなくても痛くない?
3人とも帝王切開で出産したため、経腟分娩の経験はありませんでした。
ミレーナは産道から挿入し、子宮内に装着します。
担当医師は「産後の方が装着時の痛みが少ない」と言っていましたが、私のケースに当てはまるのか不安でした。

が、結果として、装着時の痛みはそれほどなく(違和感・鈍い痛みはあるものの「ふーっ」と深い呼吸で紛らわせられる程度)、余裕でした。
医師によると、「帝王切開での出産であっても子宮口は多少開いた状態になる」ためどのみち産後早い段階の方が痛みは少ない可能性が高いそうです。

私は無麻酔での装着でしたが、日本だと麻酔を使用してくれるクリニックもあるようです。
産後いつ頃からミレーナを入れられるのか
アメリカでは産後8週間経過すればミレーナは装着可能です。
ミレーナの装着は産後8週間以降というのはミレーナの公式見解でもあります。
なぜ産後8週からかというと、産後すぐは子宮穿刺(ミレーナが子宮に刺さってしまう)のリスクが比較的高いからです。
約2万5千人を対象としたミレーナの合併症の研究によると、産後8週間までの子宮穿孔のリスクがそれ以降のリスクと比べ2倍あるとの検証結果があるためです。
子宮穿刺の確率 | |
産後4~8週 (産後1~2か月) | 0.78% |
産後9~36週 (産後3~9か月) | 0.46% |
そのため産後8週間経ってからという制限がありますが、日本ではさらに長い期間あけるよう指示があるところもあるようです。
(クリニックによっては産後半年まで待つことや、授乳中はミレーナの装着を控えるよう提案しているところも)
私の場合は生理再開前での装着・痛みが少ない産後早い段階でという項目を優先し、産後8週間(公式見解の待機期間が終わってすぐ)での挿入に至りました(どのみち子宮穿刺は1%以下の確率ですし…)
生理再開後だと、子宮内膜が厚くないタイミングの方が装着しやすいため、生理開始から7日以内にミレーナ装着をすることが多いようです。

装着タイミングはそれぞれの状態や優先順位をお医者さんと相談の上決めましょう。
アメリカでのミレーナ体験<施術当日>
ミレーナ挿入当日の流れについて綴ります。
受診の3時間ほど前に事前に処方されていた薬を服用しました。
医師によると、「子宮をリラックスさせる」薬、とのことでした。
施術時の痛みが気になるようなら事前に普段服用している痛み止め(アセトアミノフェンなど)を服用しても良いと医師から言われていたため、施術2時間前に服薬。

食べ物、飲み物の食事制限はありませんでした。
クリニックにつくと、採尿の指示が。
理由について確認してないので多分ですが妊娠しているか念のためチェックしているのかも?
(子宮内に器具を装着するので万一の事故防止でしょうか)
妊婦のときさんざんお世話になった診察室で看護師さんに血圧を測ってもらい、先生を待ちます。

先生が来て何か質問があるか確認され、その後すぐに実際に装着に移りました。
装着前にエコーで子宮の角度などチェックするのかと思っていましたが特にありませんでした。
クスコ挿入⇒消毒⇒ミレーナ装着の流れだったと思います。
装着時に痛みが出ないか構えてましたが、装着前の消毒の行程の方が痛いように感じました。
(何しているのかはよく分からないけれどガシガシ擦られる感じが…痛いTT)
ミレーナ装着時には生理痛の重い感じが。
でもズキッとかツーンとした鋭い痛みを想定して身構えていましたが、にぶーい痛みがずーんと腰の内側にくる感じ。
事前に看護師さんに痛みについて聞いたところ「痛いというよりdiscomfortって感じかな~」と言っていましたがまさにそんな感じでした。
5分もかからずに全行程が終了し、1か月後のフォローアップ検診の予約をして帰宅しました。
アメリカでのミレーナ体験<帰宅後の容態>
挿入後からじわじわ生理痛のような腰痛があり、その日は一日生理前のような鈍痛がありました。
当日は少量の出血があったものの、おりものシートで足りるくらいの量でした。
事前に看護師から説明を受けたところによると、ミレーナのホルモンの影響によって、人によってはミレーナ装着後、少量の出血が数週間から数ヶ月続くとのこと。
実際、装着から2週間経過後もまだ少量の出血が続いています。

装着からしばらくは出血があるのは割とよくあるみたい。ミレーナを入れた友人の3人中2人もだらだら出血があったと言っていたよ
おりものシートではカバーしきれない量だし、タンポンを使用するには経血量が少なくて痛いし地味に不便…
こちらの生理用品が100%コットンでアメリカ製の中では使い心地が良いのでこれに頼り切って生活しています。

タンポンは技術的には使用できるけれど念のため1週間程度は使用しない方がいいでしょうとのことでした。
感染対策から同じく1週間程度は夫婦生活にはコンドームを着用するよう医師より指示がありました。
アメリカでのミレーナ体験<1か月後のフォローアップ>
ミレーナを挿入してから1か月後、フォローアップ検診がありました。

経腟エコーで正しい位置にミレーナが装着されているか確認し、装着後の違和感や出血がないか医師から確認がありました。
私の場合、2,3日に一度、生理終わりかけくらいの出血が少し出るのが続いていたのですが、医師によると「出血が落ち着くのは個人差が大きい」とのこと。
出血が2か月以上続くようなら再度受診してください」と言われ、おしまいに。

装着から2か月後、出血で悩まされることはほとんどなくなりました!
産後3か月たって、まだ生理らしき出血はありません。
もしかしたらこれから生理が再開するかもしれませんが、そのときの月経量がどう変化するのか、はたまたもう生理が来ないのか、楽しみです!
ミレーナの費用は?
一般的にかかるミレーナの費用について調べました。
保険適用 | 保険適用外(無保険) | |
日本 | 約1万円 | 約5万円 |
アメリカ | 無料~数百ドル | 約500~1,000ドル |
日本では「重い生理の改善」などの医学的理由がつけば健康保険が適用されるようです。
アメリカはご加入の医療保険・保険プランによるところが大きいです。

私の場合は、アメリカで保険適用になったため、無料でミレーナを装着することが出来ました。
参考:アメリカでミレーナが自身の保険のカバー内か確認する方法
アメリカはご加入の医療保険によって負担する医療費が大きく変わります。
ミレーナが加入している保険のカバー範囲か確認する方法は以下のとおり。
- 保険証の後ろに記載されている電話番号に電話
- ミレーナがカバーされるかオペレーターに確認
- 確認時JコードはJ7298であることを伝える

保険適用可否だけでなく、自己負担(Out of pocket)がないかしっかり確認しましょう
こちらのcoverher.orgというサイトでもミレーナが保険のカバー範囲か確認できます。
ミレーナの交換時期
ミレーナの公的なインストラクションは5年間とされています。
アメリカの私の担当医師は「7-8年」と言っていました。
どちらにせよ交換時期までには日本に帰国していると思うので日本の医療機関で抜去・新しいミレーナを装着予定です。
日本での抜去費用はクリニックによりますが保険適用外で1万円程度で出来るようです。

抜去はミレーナについているテグスを引っ張れば簡単に抜けますが決して素人が勝手にやらないように。医療機関でとってもらいましょう。
おわりに:アメリカ駐在だからこその出会いに感謝
日本ではまだまだ浸透しているとは言えないミレーナですが、ミレーナはアメリカではメジャーな選択肢のようです。
そもそもミレーナを装着するに至ったきっかけは、妊婦検診時に担当医師により「産後の避妊法をどうするか」聞かれたためでした。
予定帝王切開だったため、卵管結索などの外科手術を伴う避妊を希望するなら同じタイミングで実施するため事前に申告してほしいとのことでの質問でしたが、この質問をきっかけにどのような避妊の選択があるのか医師に相談することが出来ました。
結果ミレーナ(IUS)という選択に出会え、避妊だけでなくかねてから悩みであった生理との付き合い方が大きく変わったのは今後の自分の人生にとって大きな転機だと思います。
この体験談がどなたかのお役に立てることを願って。
ではまたっ

X(Twitter)やってます!気軽にフォローしてね
\㊗フォロワー500人達成/
シャウエッセンのウインナーが食べたい
— からし🍢アメリカ駐在応援したい人 (@america_chuzai) October 6, 2024
シャウエッセンのウインナーが食べたい
シャウエッセンのウインナーが食べたい#なんでアメリカに上陸してないんだ
コメント