こんにちは!アメリカ駐在員のわさびとその妻からしです。
アメリカで育児していて恐怖する場面が子どもの急な体調不良やケガ…
慣れない外国で救急車に乗ることになった際はとても心細く感じました。
今回は1歳の娘が熱性けいれんで緊急搬送された体験談についてまとめます。
どうして緊急搬送になったのか。我が家の救急車体験談
まず、我が家がなぜ救急車を呼ぶに至ったかについてお話します。
具体的なイメージが出来た方が、万一の際の参考になると思うので、我が家の当時のありのままを記載します。熱性けいれんの発作を細かく記載しているのでショッキングな内容も含まれると思います。
我が家の家族構成(当時)はこんな感じ。
わさび(夫) | オハイオ州に派遣された駐在員。 |
からし(妻) | 夫の駐在に帯同中。次女はアメリカで出産。 |
長女 | Youtube Kidsをこよなく愛する3歳児。 |
次女 | 熱性けいれんが起きるちょっと前に1歳になったばかり。 納豆を頭に塗りたくるのが趣味。 |
ここからは私目線で、救急車を呼んだ当時どんな状況だったか綴ります。
とある夜、次女(1歳)が発熱(40℃くらい)。
我が家の娘たちは高熱が出ることが多く、高熱が出てもけろっとしているのであまり慌てず様子見。
朝も発熱中だったけれど納豆ごはんとみかんゼリーをぺろりと食べる食欲はありました。
そのままうつらうつらしだしたので午前寝を開始。
発熱してたので念のため妻からしが添い寝。
娘が寝入ってから30分くらいたった頃でしょうか。
突如すごい絶叫を挙げたのでびっくりして顔を見たところ、見たことがないような苦しそうな顔をしていました。
数秒間絶叫した後 目がぐるんと左上を向いて痙攣。びくびくしながら口が動き、両手もがくがく。声をかけても反応せず。
これは緊急事態だと思いとっさに夫を呼ぶも来ません。
そのあいだにも娘の痙攣は止まらず。
とっさにビデオを撮っておこうとカメラを起動するも、なぜかスマホの操作が出来ず、ビデオ撮影開始ボタンが見つけられない。
相当パニックになって焦っていたんだと思います…
やっとのことでスマホでビデオ撮影を開始し10秒ちょっと録画成功。
この撮影したビデオは慣れない英語で発生状況を正確に医師に伝えるのにとても役立ちました。
病院に着いたころには発生時刻や症状など頭から飛んじゃっていたので、ビデオなしだとしどろもどろだったかも。ファインプレーと自分を褒めてあげたい!
痙攣はだんだん小さくなるもののまだ収まらず、一瞬娘のそばを離れて夫を探しに。
夫わさびはシャワーを浴びてたので「次女がおかしい!早く出てきてっ」とシャワーブースへ向かって叫び、すぐに娘のもとへ。
まだ娘は痙攣していました。
この時点で熱性けいれんかもとは思っており、熱性けいれんの場合必ずしも緊急搬送しなくてもその日中に病院受診すればよかったかも?とも考えました。
が、目の前には明らかに様子のおかしい娘。迷ってられない。娘の命が一番大事だしとりあえず911に電話しようと決意。この間2秒くらいだったと思います。
911って電話したら何を聞かれるの?アメリカで体験した会話の流れ
震える手で9・1・1とスマホでダイヤルすると、1,2コールで繋がりました、エマージェンシーコール。
This is Emergency call What can I help you?
(救急電話です。どうしましたか?)
My daughter is …my daughter is sick!
(娘が…娘が病気なんです!)
痙攣をどうやって英語でいうのかとっさに浮かばずとりあえずめちゃくちゃざっくり言いました。
口調で緊迫感は伝わった…と思います。
What is your address?
(そちらの住所は?)
It is 〇〇…(住所を伝える)
Okay, they are coming
(分かりました、今救急隊が向かっています)
(え、もうくるの…?)
もっと病状とか聞かれアドバイスを受けたりするのかと思っていたので、即救急隊が向かっているという回答に少しびっくりしました。
What is your phone number?
(あなたの電話番号は何ですか?)
My phone number is 〇〇…
(電話番号を伝える)
電話番号は切れた際に折り返す番号は?という聞かれ方だったような気がします。
自身の電話番号や、住所はソラで言えるよう覚えておくのが本当に大事だと思いました!
What is your child’s age?
(お子さんの年齢は?)
She’s just turned 1 year old.
(1歳になったばかりです)
その後、性別を聞かれたんだと思いますが、言い回しが理解できず一度聞き返し、Boy?or Girl?(男の子?女の子?)と聞かれ、ガール!と叫びました。
そのやりとりのあいだに夫がパンツ一丁で寝室に駆け込んできたので、「救急車くる!」と夫に伝えてクローゼットに駆け込み、目についた洋服を着ました。
(ノーブラ、パジャマで添い寝していたので…そしてこのとき靴下を履き忘れたことに病院で気づきました)
下の階に降りてテレビを見ていた上の娘に病院に行ってくると伝えて、お出かけ用のリュックにさらにオムツとおしりふきを追加して玄関にセット。
抱っこ紐も用意して…と動き回っている間にサイレンが聞こえたので玄関のドアを開けて救急車にこの家だと合図。
救急車はなぜか2台来ました。
そして1台はすぐ帰って行きました。近くを走ってた車両がどっちも駆けつけたんでしょうか。
赤い車両だったので、混乱して消防車が来ちゃった!と思いましたが中から救急隊員が3人出てきて救急車だと理解しました。
にしても救急隊の人達、やたらゆっくり歩いてくる。
こちらは焦りに焦っているので、小走りでこいやー!!と心の中で絶叫。
Hurry Up!くらいは口走っちゃってたかもしれないです。
(今振り返ると走らないのが救急士さんの対応方針なのかもしれないです、事故防止のための。
でも当事者としては焦るし、その数秒間で状況変わるかもだからさっさと来てほしいと当時は心から思いました)
3人とも家の中に招いて、娘は2階で寝てる、下の階に下ろした方がいいかと聞くと我々が行くと救急士さんの1人が回答。
土足で2階に上がられるのがどうしても気になったので(我が家は2階がカーペット)靴脱いでもらえますか?と聞くとオフコースと脱いでくれました。
(土足うんぬんより娘の安否だと振り返ると思いますが色々動転していました…)
寝室に救急士さんらを連れて入ると痙攣は治ったものの目が変な方向をむき、硬直したままの娘とその横で布団をかぶりつつ添い寝するパンイチの夫が。
あわあわ救急士さんに状況説明をしました。
熱があって昼寝してたら突然叫んで身体がShakeした、目がおかしかったといったようなことを気がします。
救命士さんは、娘の様子を見て、娘さんを抱いて車両に乗ってくれますか?病院に連れていきます、と言われ、娘を抱きかかえるも、まだ硬直しており不安がさらに増しました。
このときの娘の様子は以下の通りです。
搬送先を聞くとダウンタウンの小児科病院と言われ高速で30分くらいだと遠さにビビるもこの辺でベストな選択と言われ腹を括りました。
救急車には1人しか同行できないそうなので私が同行し、夫には上の娘と待機してもらい何かあったら物資を持って病院にくるよう依頼。
スマホを持っていることを確認して娘を抱えて救急車に乗り込みました。
搬送中の救急車の中での体験談(救命士さんとの英会話)
いまだぐったりしている次女を抱えて乗り込んだ救急車車内での様子について綴ります。
ストレッチャーに娘を抱えたまま横になるように言われ(シートは立ててあるのでもたれかかる感じ)、ストレッチャーに白いシーツがはってあるものだから気になって靴を脱ごうとすると、そのままでいいですよと言われ、思わず”But I am Japanese”と回答。
Hahahaと救命士さん3人から笑われてしまいました。
救急士さん、全体的に優しく娘に話しかけたり、ちょっとジョークを言ったり、私が過度に不安がらないようにしてくれたんだなと今振り返ると感じます。
車両の中で、娘の足の指にオキシメーターのようなものをはめて酸素濃度を測り、朝ごはんを食べたか聞かれ、1時間くらい前に食べたことを伝えると糖度を測るとのこと。
右手の人差し指に針を刺し血を出して検査をしましたが、痛みがあったはずなのに何も反応せずいぜん硬直している娘がとにかく怖かったです…
娘がおかしいと思う、と伝えるも瞬きもしてるし隊員のことを目で追っている(私にはこの時点の娘の様子は、通常の目の動きには見えなかった)、
物を掴ませると少しだが握れるから発作は起きてないよ、とゆったり回答する救命士さん。
が、娘は以前硬直していて目線も変なところを向いている状態。
そんな状態なのに、救命士さんに”She is fine”とか”She is not having a seizure, now. We don’t know whether she had, but not now.”(発作は起きてないよ、今はね。その前はどうか分からないけど)と言われるのが、救命士さんが何か見逃して楽観視しているんじゃないか(失礼)と、とにかく不安でした。
不安がる私に、救命士さんは、娘や私の名前のスペルや、生年月日、住所・電話番号などの基本情報を色々質問しました。
もともと車酔いしやすい性分の私。
ストレッチャーに娘を抱えて座っている状態だったので、走行方向と逆の方向を向いていたこと、救急車のサスペンションが固くてガタガタしたりするので、車酔いのこれ以上の悪化を防ぐため必死で後ろの窓から景色を見つつ救命士さんの質問に英語で回答しました。
救命士さんが娘の肺の音を確認し「すこし肺に水が溜まってるかもしれないから息をしやすいようにさらに体を起こしますね」と言われさらに背もたれを立ててくれました。
心拍数も測っていました。
そのうち娘がガタガタ震えはじめました。シバリングが起きてる、と救命士さんがブランケットを被せてくれ、娘の震えは徐々に治まりました。
隊員さんが娘に自分の指を握らせ、「ちゃんと握れてるから大丈夫、目を触ろうとすると瞬きもするし発作は起きてないよ、前はどうかわからなけど今は起きてないよ」と繰り返し私に諭してくれました。
私は今、発作は起きてないのは分かったけどなんでこんなに様子がおかしいのか、なにか脳にダメージが起きたんじゃないかと不安で仕方ありませんでした。
でも救急車はサイレンを鳴らさずに走っているし、一刻を争う状況ではないんだろうと自分に言い聞かせ、向かってる病院名を確認してとりあえず夫に情報送信しました。
救急病院に着いた後の体験談
救急車で30分くらい走って救急病院に着いた後のお話です。到着してから検査が一通り終わって帰路につくまで4時間以上かかりました…
病院について、ストレッチャーごと運ばれました。
発作が起きてから娘はずっと喋らず、変に固まったままだったので、ストレッチャーが救急車から降りる衝動で娘が声をあげてすごく安心したのを覚えています。
硬直状態だった娘の表情がだんだん戻ってきて、看護師があてる聴診器を嫌がったりするように。
体重を測るとき機械に乗せられ私と離れてわんわん泣いて、それにもとても安心しました。
病院では、肺の音、心拍数、体温をチェックしました。
体温は102℉(38.9℃)でした。
体重を測って、熱があるのですぐに液体タイレノール(解熱剤)を飲ませてもらいました。
娘はどんどん正常の状態に、しがみついてきたり泣いたり。とにかくそんな様子に安心しました。
ビデオで撮影した発作の様子を看護師さんに見せると、「熱性痙攣だね、お医者さんが診察するまでこれ読んでて」、と熱性痙攣の冊子を渡されました。
その後しばらく(多分1時間以上)待って、医師の診察。
再度ビデオを見せて状況説明しました。
医師から聞かれたこと
診察時に医師から聞かれたのは次の通りです。
- いつから発熱したのか
- 発作が起きた時刻
- 発作の持続時間
- 発作は左右対称だったか
娘を診察して、お医者さんも熱性けいれんでしょう、とのこと。
発作中ひくっひくっと口が動いていたのですが、その動きが熱性けいれんの特徴だとのことでした。
急に熱が出たりするとその”スパイク”(高低差?)に脳がついていけなくて痙攣が起こるとのこと。
なんの病気で発熱が起きたかは痙攣の発生には関係なく、熱が37度台でも、38度でも起こりうるらしいです。
先生に発熱によってウイルスと闘うので今まで初日の日中はなるべく解熱剤を使わないようにしてたが発熱したら即解熱した方がいいのかと質問。
とにかく熱が出たら解熱剤の2種類交互に使って解熱するように、その方が本人と楽だしね、とのことでした。
インフルエンザの検査と、尿検査で細菌感染があるか確認しましょう、と検査方針が決定。
尿検査は、まだ1歳の娘は本人の意思でおしっこが出せないので、尿道に導管してとりました。
暴れて暴れて…細いガラスの管を刺すのが見ててかわいそうでした。
結局暴れてる間におしっこが出てそれを急いで看護師さんがカップに受けて終了しました。
オムツを取ったら、陰部に発疹がぽつぽつできており、医師が再度確認して、細菌感染もなさそうだし突発性発疹だろうとのことでした。
診断が「突発性発疹による熱性けいれん」でその日中に退院できそうだったので夫に連絡。
一応食料やら着替えやら用意してもらい病院へ向かってきてもらいました。
13時すぎに病院について全て終わったのは17時過ぎ(4時間以上滞在)でした。
緊急搬送になる事態は急にやってくる。事前に備えておくこと
今回急に発生した救急車騒ぎ。
体験してみて分かりましたが、911をダイヤルしてから救急車が到着するまでのほんの数分の間に、病院へ出発する準備をしなければいけません。
そして病院にいざ着いたら、病状にもよりますが、数時間は拘束時間があります。
その点を踏まえ、事前に準備しておくべき持ち物、事前に家族で打ち合わせしておきべきことについて纏めます。
万一の緊急搬送に備えて。マザーズバッグに入れておくべきもの
万一の際に備えてマザーズバッグに入れておくべきものは次の通り
液体ミルクについては、別売りの使い捨て乳首があれば、出先でも容器に入れ替える手間なくすぐにミルクを与えられます。
搬送先で特に困ったのが携帯の充電問題。
もともとフルで充電していなかったこと、4時間以上の待ち時間があり、その間も家族とコンタクトを取ったり、スマホで調べものをしたりと電池残量はどんどん減っていきました…
最終的に親切な看護師さんに困っている旨伝えると、携帯の充電器をどこからか持ってきてくれ事なきを得ました。
不測の事態に備え、バッグに普段からスマホの充電器を入れておくことを強くオススメします。
こんなやつだとスペースも取らなくて便利だと思います。
何もない殺風景な部屋で何時間も待つことになるので、子どもの手遊び道具はあると助かります。フィジェットトイが軽くてオススメ。
また、月齢にもよると思いますが、長時間抱っこだけで待つのはしんどかったので、抱っこ紐は持って行って正解でした。
\コンタクトレンズは一時帰国のタイミングで日本のオンラインショップでまとめて購入してアメリカに持ち込むのが安上がりです。処方箋なしで購入できます/
家族で事前に打ち合わせしておくといいこと
- 何かあった際の役割分担を家族と決めておく
- どんな病院に搬送される可能性があるのか、事前調査しておく
- 住所・電話番号などの基本情報を暗記しておく
救急車に同行できるのは大人1人だけ、というのは、今回救急車を呼ぶまで知りませんでした。
いざというとき、誰が同行するのか家族間で打ち合わせしておくといざというとき慌てないと思います。
また、もしかしたら搬送先でそのまま入院になる可能性もあるので、どれくらいの距離の、どんな病院に搬送される可能性があるのかチェックしておくのも大事です。
住所や電話番号、生年月日など、いろんなところで確認されたので、ソラで言えることも重要だと思います。
アメリカ医師から言われた熱性けいれんの今後の対処法
今回熱性けいれんを起こし救急搬送された娘。
病院で熱性けいれんの対処法と今後もし発生した際にどうすればいいかについてレクチャーを受けました。
熱性けいれんは、いざ起きるととてもショッキングな発作なので、事前情報として知識があるかが冷静に対処できるカギだと思います。
私は、少し前に友人の子が熱性けいれんになりアメリカで救急車を呼んだ話を聞いていたこと、Youtubeで発作の様子を撮影した動画を見たことがあったことが、今回の娘の対応をする際、すごく大きな判断材料になりました。
(それでも、いざ我が子に起きるとなかなか冷静に対処はできませんでしたが)
Youtubeでとても参考になった動画です。実際に発作が起きた赤ちゃんの様子が流れます。
熱性けいれんとは
病院から渡された用紙に記載されていた熱性けいれんの説明です。
- 生後6か月から5歳の間におきる
- 一度痙攣を起こしたことがあると、再度発生することがある
- 親族に熱性けいれんを起こしたことがある人物がいたり、1歳未満でけいれんが起きた場合は再発する可能性が高くなる
- 熱性けいれんについて知らないと怖く感じるかもしれないが、発作は長く続かないし発作によって脳に障害などが起きることはない
- 通常発熱しだした初日に起きることが多い
- 38℃以上の発熱やインフルエンザ・水疱瘡・中耳炎、予防接種による発熱と共に熱性けいれんが発生する場合がある
熱性けいれんの症状
- 不規則な呼吸
- 歯や顎の食いしばり
- 失神(意識がなくなる)
- 目のまばたきや白目を剥く
- 四肢が固くなったり、震えたり
- 失禁
熱性けいれんが起きたら
- もし子どもが座っていたり立っている場合は地面に横たわらせる
- 顔を横向きにする
- 衣服を緩める。もし眼鏡や補聴器を着けている場合ははずす
- どのように発作が起きているかよく観察する。もし手元に携帯電話があれば、発作の様子を撮影する
- 何分間発作が起きているか記録する。5分以上続いている場合は救急車を呼ぶ。救急隊が発作を止める薬を投与可能
発作中にしてはいけないこと
- 無理やり口をこじ開けたり何か嚙ませたりしないこと。思わぬ怪我や窒息の原因になります
- 指を口の中に入れないこと。噛まれてしまうことがあります
- 痙攣動作を止めようとしないこと
- 冷水や発熱を止めるためにアルコールを混ぜたお風呂に入浴させないこと
24時間以内にまた熱性けいれんが起きたらすぐに911をダイヤルして病院に来てほしいと念押しされ、退院となりました。
アメリカの緊急搬送でかかった費用
熱性けいれんによりアメリカで緊急搬送された娘。
日本であれば救急車は無料ですが、アメリカは有料のため、いくらぐらいかかるものなのか、自己負担はどれくらいなのか搬送中も気になってはいました。
今回のアメリカでの緊急搬送(日帰り検査)でかかった費用は以下の通りです。
請求額 | 保険会社が 支払った額 | 自己負担額 | |
Emergency Care (緊急治療代) | $1,624 | $1,430 | $0 |
Diagnostic Lab (検体検査代) | $260 | $232 | $0 |
トータル | $1,884 | $1,662 | $0 |
トータルで$1,884かかったようです。
日本円にすると約29万円…!!($1=155円で計算)
アメリカの医療費は高いので有名ですが、救急搬送ももれなく高額でした。
ありがたいことに会社が加入していた医療保険でカバーされたので自己負担額は0円でしたが、病院でも待機中に保険が利かなかったときのための書類を渡されたりして、内心はどれくらいかかるんだろうとドキドキしていました。
たとえ医療保険に入っていたとしても、保険適用外のコストを自己負担額として請求されることも一定数あるようです。
(Surprise billsと呼ばれ、下記のCNBCの記事によると、救急車を利用した人の79%が平均$450の自己負担を強いられるとのこと)。
子の命が最優先だったので救急車を呼んだことは後悔していませんが、アメリカで救急車を呼ぶ際は、高額な医療費が発生するリスクは一定覚悟しておく必要があると思います。
ちなみに病院からの請求額と保険会社が支払った金額に差があるのはよくあることで、値下げ交渉によってはディスカウントが入るからのようです。
色々謎が多いアメリカの医療制度…
↓CNBCの記事はこちら。アメリカの救急車がなぜ高額なのか、動画(英語・15分ほど)で説明があります↓
あとがき
アメリカで1歳の娘が熱性けいれんになり、緊急搬送された体験談についてつづりました。
外国での緊急事態は、焦りや不安で押しつぶされそうになりますし、できれば二度と経験したくないです。
ただ、熱性けいれんについては、アジア人は約10%の確率で発生するらしく、他の人種より確率が高めとのこと。
今回、自分の娘がけいれんを起こした際、過去なんとなく調べていた知識や情報がとても役立ったので、こんな体験談でも、誰かが読んで将来何かの役に立ったらという思いで綴りました。
育児に奮闘されている世界中の親御さんに幸あれ!
ではまたっ
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